with a guitar and my voice

 

 

それは、2022年年末の出来事
クリスマスイブの晩

SEWING TABLE COFFEEの納屋で
生れて初めてお人さまの前で一人で唄をうたうということを体験させてもらいました

しかも
拙いギターまで持ち出し
ぽろんぽろんとしながらの、、

この日は 「聲」という時間でみなさんと響き合う夕べで
この場に肉体をもって集いあい
からだから生れる声と、こころがたいせつにしたいと言っている一編を持ち寄って
みなと分かち合う時間

クリスマスや年末ということもあって
わたしは何かみなさんに贈り物が出来たら、というきもちで
練習していたギターを携えじぶんの声でうたうことを密かに計画していたのですが
蓋をあけてみれば
贈り物をするどころか
みなさんにまるでお遊戯会に出る子を見守る保護者のようなきもちにさせてしまい
わたしよりもみなさんの方がどきどきされたのではないかと、、
わたしの方がプレゼントをいただいたような忘れられない日となりました

 

密やかな計画は計画倒れといいますか
じぶんの練習不足と
緊張するとやっぱり何もかも平常でいられないこの久しぶりの感覚に飲み込まれ
はずかしいきもちもいっぱいだったけど
でも何より、この全然駄目な感じの自分を
今のわたしとしてみなさんにみてもらえたことが
清清しいきもちになったといいますか、、
より自分らしくあれたといいますか、、

年を重ねる中であたらしいことにチャレンジできるうれしさの方が
はずかしかった、というきもちより上回っている自分に少し驚きながら
これからもはずかしいきもちを沢山感じられるような
あたらしい出来事に向かっていこうと思わせてもらえたことが
年末にうれしいことでした

とはいえ、こんな春になるまで
このことをことばに出来ずにいたのは
きっと何かしか自分の中でこのきもちを熟成させる必要があったのだなと思いながら

ギターは、また、どこかで!

 

今日の春の日に