洞爺の畔で

 

薄暮に炎を灯す
目を閉じた
背中から大地の振動
瞼の奥から空の彼方の振動
ずっと息してきたからだ
手触りのある実感
こころのひだ
ゆらめく度に光の粒がひとつ
地球の皮膚の辺りで生まれる物語たち
目を醒ますと頭上には夢で見たよりたくさんの銀河の星ぼし

 

 

photos: Shoya Arai