あこがれの

 

 

もう季節が変わってしまったけれど
9月の海の旅の話の続きを

この旅の時間を一緒にすごしたともちゃんが暮らす宮崎・青島まで
ともちゃんから話を聞いていた海にご挨拶に向かう
台風が通り過ぎた後の道路の大混乱もあって到着したのは夜明け前

満点のお星さんとお月さんに迎えられる
夜の海はいつもまずは怖さがやってくるのだけど
この青島の海は魔法がかかったみたいに美しくて美しくてやさしかった

 

 

 

とても細かな砂粒の美しい海岸をどこまでも歩いた
ともちゃんはこの浜でいつも朝を迎えるのだな、
そんなことひとつひとつを味わいながら
屋久島でレイナさんに伝えてもらった覚えたてのウォーターソングを海にうたいながら。

 

 

 

そしてあこがれのあこがれの、、さんふらわあ号
いつか必ず乗船してみたいなあ、と思っていたお船に乗る夢が叶った日。

 

 

40数年前、両親が大阪港から鹿児島まで車を乗せて新婚旅行先の九州へ移動したお船。
わたしと弟が小学生の頃、名古屋港に観光用に使わなくなった客船があって(たぶん、確か、さんふらわあ号)
そこによく遊びに連れて行ってもらっていて、その時、いつかこのお船に乗って出かけるんだと思っていたこと。
友人がさんふらわあ号最高だったよ!と聞かせてくれたこと。

などなど積み重なり
屋久島から続いた海の旅の締めくくりをどうかこのさんふらわあ号で終らせたいと旅の友に懇願して
このお船で帰ることができた。

 

 

 

 

お船の中にはかわいい食堂や大浴場があって、水平線を眺めながらお風呂に入ります。

 

螺旋階段を登ったり降りたり、登ったり降りたり
いろいろ探検。
デッキに出たら寝転んだりうれしくてスキップしてしまう。

こんなはしゃいだ話を後日母に伝えていつか一緒に乗ろう!と誘ったら
船って時間がかかるしわたしあんまり好きじゃないわという。
新婚旅行で乗った時の話を聞かせてと頼んだら
昔すぎて忘れた、と言っていた!

母のそういうところがすごくおもしろいと思う。
そしていつも母と話がかみ合わないな、とこちらもおもしろさを感じて
何かをさっぱりとあきらめる。

 

わたしにとってはぜんぜん時間が足りなかったこのお船時間。
いつも海みたいな人と一緒に、またいつか!

ありがとう

 

 

 

 

もうすぐ12月だというのに
まだまだ夏の旅が続いているよう、、