じぶんの中に流れるもの

 

 

小さい頃、母が鳴子百合のことを
間違いなく鈴蘭だとおしえてくれて
勘違いしたまま大人になった
わたしの数々のトンチンカンは母譲りである

そんな変な想い出付きの子たちが
今みんなのたいせつな場で
元気に根付いてくれてる
嬉しくって愛おしい今年の春

 

ついでに
春のととんちゃん(実家の猫)は
あいかわらずお気に入りの場所でひなたぼっこをして
夕方のごはんの頃合いに帰ってくる
(地面にコロコロするので)身体中砂まみれだけど
抱っこしてクンクンすると
お日さまのいいにおい、、

母方のお婆ちゃんも、母も
お天気の隙を逃さず布団を干しては
お日さまのにおいが大好きだと言っているのを想い出した

太陽のにおいのことを教えてくれたのは
母やお婆ちゃんからだった、、と
あたたかな贈り物のような想い出がやってきた春