初秋の花辺、蝋燭と声
2022.9月26日の「蝋燭と声」
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
この度は、「蝋燭と声」でお茶とお菓子を担当してくれるakiyanの喫茶室
『花辺喫茶部』にて開催させていただきました。
京都の北山の麓のとてもあたたかな場。
『花辺』というところは、
お庭に沢山のお花が咲いて喫茶部のほかに
西棟には「maka herb」さんが体調に合わせたハーブティを調合下さったり香りの調香を行っています。
また家主のtokiさんは子どもたちと絵画や工作をたのしみます。
ご本人自らもアーティストで陶芸も絵ものびのびとすてきです。
喫茶部では展示スペース「野棚」で開催中の
rinntohitsuji+民の物の個展(9月末まで)。
今回は、朝の光の中スタートしました。
天井の高い美しい光とここちよい風が通る空間は特別です。
ちょうどわたしも海の旅から帰ってきたばかりであったのもあって
今回の時間がどんなことになるのだろうと誰よりも一番たのしみにしていました。
この時間で体験することはとてもシンプルだけど
でもとても特別。
今朝初めましてと挨拶しあった人たちが環になってまっすぐな自分の中心から声を出す。
声と名をつけるよりも、もっと微細なそれは呼吸のような風のような音。
この空間を抜けていく涼しい風と相まってわたしたちを包みます。
ことばにするにはもったいないこの体験を
この時間で身体で体験してもらうこと。
そして大切な一編を誰かの前で読んでみるという勇気。
自分だけがたのしんでいたその一編を誰かとそっと分かち合うことは
どきどきしていた自分に歓びを運んでくれます。
声って、どんどん深いなあ、と今回もたくさん感じさせていただきました。
これからもたのしみな時間として
またどこかでよい季節にご案内させてもらいたいと思います。
西棟「maka herb」のゆきえさんのうれしいアイデアで
ゆきえさんがいつもお守りのように使っているよ、という
自身に大きな樹のような中心を感じられる香り、呼吸が深まる香りをお供に使わせていただきました。
ありがとう!
そして今回の時間をあたたかな炎として見守ってくれたrinntohitsuji りんちゃん、
お店開店前にかけつけてくれた民の物 丹波くん。
美味しいラタトゥイユと米粉パンを用意くださった花辺喫茶部店主 akiyan。
この時間を楽しみにしてくださり、花辺ができるきっかけともなった亡きお父さまのエピソードともに参加くださったtokiさん。
あたたかなみなさんとともにこの時間は作られています。
感謝。
2022.9.26 『蝋燭と声』 花辺にて
空間: 花辺 @hanabe_kyoto
灯火: rinntohitsuji @rinntohitsuji
香り: maka https://makaherb.com/
お茶・軽食: 花辺喫茶部 @hanabekissa
記録: 民の物 @_tami_no_mono_
声のガイド: あめつち 堀裕美子 @yumiyan_ametsuchi