「かみ こえ なかいま」ありがとうございました

 

 

「かみ こえ なかいま」

紙 馬渕寛子 + 聲 堀 裕美子 二人展
@SEWING TABLE COFFEE/ SO Lei

1/29にて終了いたしました。

沢山のみなさんに足を運んでいただき
この場で感じていただいたこと、すごしていただいた時間を
お伝えくださったり、そっとこころに携えて帰って下さったり
わたしたちのこれからにとても勇気をいただくようなことでした。

こころから、こころから、ありがとうございました。

 

ノッポさんとゴン太くんみたいなふたり。
出会ったのは20年くらい前。
今は別々の場に暮らし環境も全く違うふたりが
こんな風に一緒に夢中に時間をすごしあえることができるなんて想像もしていなかった。
生きていたら、おもしろいことが本当に沢山用意されているんだな、
毎日が必死すぎて振り返る間も無いほどのじぶんらに
ご褒美みたいに用意してくれたようなことでした。

 

そして
SEWING TABLE COFFEEという喫茶室の店主が
20年もずっとこの場所でたくさんの物語りを紡いできたその一節に
わたしたちも加えてもらうことができたこと、
それが、何よりの何よりのうれしいことでした。

「うれしい」ということばにまとめたくはないのだけど、
ことばがうまく見当たらない、、

在廊させてもらった時間は、店主の玉井ご夫婦はずっと静かにあたたかに
見守ってくれていて、店主のふたりから多くのことばはないけれど
その佇まいで全部を教えてくれていた。
それがとてもここちよくて、安心して居られました。
何かを続ける中で生れるもの、
時間の積み重なりの中でしか受け取れないものがある。
時間がかかるって、いいなあ、、
自分にとってはそんな1月の後半だったです。

 

馬渕さんの作品は、ほんとうにただ歓びの中で生れたのだな、と伝わってきて
まぶしいほどだったです。

わたしはわたして、この展示という時間を0から創造することに全力で向かいました。
何かを伝える時に使うことばのむずかしさや
見えないものと見えるものって何なのだろうと熟考し
いつもなら避けて通るようなことまで深く掘り下げることができた。
だから、展示期間は只じぶんらしくあの場で在ることができたことに
自分を褒めてあげたいきもちです。

そんな体験を胸に、また前を向いて進みたいと思います。

そして最後に、
わたしたちの大切な友人、flag森本由美さん。
いつもおっきな懐に安心させてもらっているけれど、
この人だって人間だもの。いろんな表情を見せてくれて
いつも生きるっていいなあ、、と思わせてくれる人。
この度の美しい芒野原での写真たちは車中キャンプしながら全部由美さんに撮影してもらいましたよ。
お風呂も入れなかった珍道中(!)  ありがとう。

 

この展示という名のわたしたちが見てみたかった風景に
遠くから、近くから、こころを寄せて下さりありがとうございました。

(展示期間でのイベントなどの様子はまた後ほどゆっくり綴りたいと思います)

 

あめつち 堀 裕美子