立夏の頃に
ちょうど立夏の頃合い
実家に咲く鈴蘭や紫蘭、鳴子百合たちを愛でに帰りたくなる
帰省のタイミングと畑のさまざまな柑橘の花の満開が重なると
ふわあ、、、と、ネロリの香りに一日中包まれてすごせる
なんてしあわせな世界なんだ!
伊予柑、オレンジ、レモン、酢橘
ちょっとずつ形も香りも違う花を
両手のひら一掬いほど摘ませてもらって今年も蒸留した
伊予柑とオレンジの木は父さんが仕事先の解体現場から救出した子たち
レモンの木は確かわたしがいつの日だったか母さんにプレゼントしたもの
酢橘の木は徳島出身の母さんの友人が植えていったもの
花を摘みながらこの土地で暮らしたかけがえのない時間を
一つひとつ想い出して、愛おしかったな